top of page
  • Writer's picture和範 酒本

BALDAXETTEⅠ& オリジナルグリップ

今回の写真は、74歳を超えたドイツ生まれのBALDAXETTEⅠにオリジナルグリップを装着しています。

アナログ取り巻く環境はますます、悪くなっていますが…。

ライカが1年前にはアナログシステムのカメラの生産をやめて、完全にデジタルに移行したと突然知らされたりで、なんだかアナログファンは腰を砕かれた感じですが、まあそんなに気に病むこともありません。中古市場にはびっくりするほどの数のアナログカメラがあふれています。電子制御のカメラはいずれ動かなくなるのでしょうが、機械式はまだまだ大丈夫、74年前のこのBALDAXETTEも整備をすれば、何の問題も無く美しい写真を撮ってくれます。もちろん、シャッターをチャージしたり、絞りをセットしたりと、随分1枚の写真を撮ることに手間と時間はかかりますが、その行為のおかげで、随分と充実した写真ライフをおくれることは間違いありません。本来、露出計で露出をはかり、再現域を理解したうえで、シャッターと絞りの組み合わせを選び、フィルムにネガ像を焼きつけ、その反転像から再度ポジ像を焼きだす。これらの行為すべてを、人の手と知識でやっていた訳ですから、写真機という観点からすれば、機械式の随分古いカメラでも問題なく写真は撮れる訳です。自動化が進んで、誰でも写真を撮れる様な気になっていますが、実際、写真を趣味にしている方でも、フィルムとカメラがどんな風に絡み合って写真を撮っているかが意外に、理解できていないようです。簡単に撮れる!の部分は、ほぼデジタルカメラに移行した現代ですから、本当の写真趣味はアナログにこそ有る!と大きな声を出しても良いように思います。

5 views0 comments

Recent Posts

See All

草彅記念日 6/草彅 剛さん(No.2)

酒本和範 2016年11月8日 · 草彅 剛さん(No.2) オーラのスイッチが入ってキラキラ輝きだした草彅さんの瞳に吸い込まれそうになりながら(胸元のダイヤモンドと同じぐらい)、心地よい草彅さんの相槌に乗せられて、取材の肝の部分である「生まれたばかりの赤ちゃん1000人」展の経緯や、命をテーマにした私の写真などのお話しを一通り終えようとした時、いっそう強い視線を感じます。 「次行きます。このまま

草彅記念日 5/草彅 剛さん(No.1)

酒本和範 2016年11月7日 · 草彅 剛さん(No.1) なぜ、SMAPに解散して欲しくないのかを理解して頂けると思うので SmaSTATION!!の取材でStudioCheeseに草彅さんが取材に来た時のお話を少し詳しく書いておきます。 写真家としてたびたびメディアに取り上げていただいているのですが、インタビューアで来られる一般的な芸能人のお話をまず。 取材に来られる際に下調べがあり、そして

bottom of page