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  • Writer's picture和範 酒本

草彅記念日 5/草彅 剛さん(No.1)

酒本和範

2016年11月7日 · 草彅 剛さん(No.1)


なぜ、SMAPに解散して欲しくないのかを理解して頂けると思うので

SmaSTATION!!の取材でStudioCheeseに草彅さんが取材に来た時のお話を少し詳しく書いておきます。


写真家としてたびたびメディアに取り上げていただいているのですが、インタビューアで来られる一般的な芸能人のお話をまず。


取材に来られる際に下調べがあり、そして台本があり、取材時間が決まっているのが普通です。

ですから、名前の売れている方が来られると、とてもスムーズにテキパキ撮影が進みます。


要するに、取材に関係の無いお話は殆どありません。


取材される側としては少し寂しいのですが、これはこれでとてもプロフェッショナルなことだと思っていました。

ところが、草彅さんは全く違っていました。


まず、入ってき方が違います。


私はStudioの奥で4台のカメラと7人程の撮影クルーと一緒にスタンバイ状態(この時草彅さんが来られることは聞かされていません。)


「演者さん入りま~す。」ディレクターさんの元気な声が響いて間もなく


玄関口に草彅さん、


「?草彅 剛?」草彅さんと眼が合った私はど緊張。


その時、家内と娘はカウンターに立っていました。

家内は私の緊張を見抜いたのか、もしくは自分の疑念を払うためか(草彅さんのそっくりさんと言う可能性もあるので)


「こんにちは!」と声をかけます。(社会人として当然かもしれませんが)


すると草彅さんは家内と娘の方を向き「こんにちは」(家内はこの声を聞いて本物だ~と思ったそうです)


この時なのですが、草彅さんの視点が自分よりも僅かに低かったらしく、後から「草彅くんって私より背が低い?」


「そんなこと無い、僕と同じ170cm」


感の良い方はお気づきだと思いますが、

草彅さんは、家内と娘に威圧をかけないように、娘の視点に自分の視点を会わせて入ってこられていました、だから当時、娘より背の高かった家内よりも草彅さんの視点は低かったんです。


後で、同じ身長の私も真似をしてみたのですが、膝をかなり深く折って歩かなければそんなことはできません。

そんな窮屈で大変なことを、奥で待っている私にも気付かせず、自然にこなしてしまう事に心底驚きました。

これが1つ目。


「初めまして、SMAPの草彅 剛です。今日はどうぞよろしくお願いします。」


「写真家の酒本 和範です。こちらこそどうぞよろしくお願します。」


と挨拶を交わした後、対談を始める前に簡単に打ち合わせをするのですがその時のことです、

赤ちゃん達の写真を見ながら、


「赤ちゃんってすぐ泣くでしょ、写真では1人も泣いていない、どうやってあやすんですか?。」


「始めはごく普通にあやすんです。だいたいはここで泣きやむんですが、どうしても泣きやまない赤ちゃんは耳元で「かむぞ!」と言います。するとわずかの間ですが絶対泣きやみます。赤ちゃん達はお母さんのお腹の中で人の喜怒哀楽を学んできています。だから本当に怒って噛むぞと言うと怒りの波動がちゃんと伝わって泣きやんでくれるんです。」


この話が終わった瞬間、「キラキラ・キラキラ」


草彅さんがテレビでも良く言っている、オーラのスイッチが入った瞬間だと思います。


草彅さんレベルになると色々な経験値も高く、簡単には驚かないのだと思うのですが、自分の知らないこと興味を引くことが目の前にあるとスイッチが入る。


私の場合は「噛むぞ」(赤ちゃんあやすのに普通はそんなことは言わない)だったのだと思います。


テレビで見る姿も実際会っても一緒、本当に裏表がない。これが2つ目。


長文になるので、ひとまずNo.1はここまでにします。


草彅 剛 No.2につづく。

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